顔出し会議

リモートワークが「日常」になった昨今、週に何度かテレビ会議が設定されていて、自宅からMicrosoft TeamsとかZoomで参加するのですが、何度か書いているようにうちの会社は向かいから電話会議(文字通りスピーカーフォンでの会議)をやっていたからか、殆どの会議ではビデオはOFFにしたまま開催されます。ただ、一年以上今のコロナ禍でリモートワークが続いている中、色々弊害も生まれてきていて、その中の一つに同僚との会話の機会が激減しているのでコミュケーションが維持出来ない、と言う物がありました。

所謂「雑談」から生まれるアイデアとか連帯感みたいな物が、リモートワークでは失われるということで、その対策の一つとして月に一回は顔出しの電話会議(ビデオ会議)をやりましょうという事で、幾つかの会議体では月の最初の会議とか、中頃とか、その時にはビデオをONにして参加するようなことを、ここ数ヶ月行っています。 で、その効果はあるかと言われると、正直なところ最初の頃は「久しぶりに顔見た」「懐かしい」「〇〇が変わったね」みたいな会話が生まれたんですが、やはり毎週そうしているわけでは無いし、会議は会議として顔出しよりも肝心な情報交換が目的ですから、正直その時には画面に相手の顔が映っているものの、資料(PPT)を表示させればその顔達は隅で小さくなるし、あんまり顔出ししている意味が無いような気がしています。

私なんかも、電話会議をするのは会社支給にオフィスマシンであるThinkPad X13 (これは、デスクトップ機にはカメラを接続していないという理由もありますが)で、仕事に関しては4Kモニターが接続して居て、かつX13のデータドライブを共有しているデスクトップ機側で行っているので、実は電話会議をしているときには横向きの顔しか遷らない状態で仕事をしています。流石に自分の発言の時には、カメラを向くようにしていますが、それ以外の場合は横向きの顔がずっと映っている状態。よくよく見ると、自宅で複数台のパソコンを使用している同僚も多いみたいで、結構横向きの顔が画面上に並んでいたりします。結局、共有画面に資料(PPTとかExcelとか)とかを表示してミーティングする場合が多いと、顔出しして会議する意味はあまりないんじゃ無いかという気がしています。

以前も書いたんですが、参加者の顔を表示させるくらいなら、複数の資料画面を並べて表示出来るようにしてくれた方が、よほど背賛成が上がる気がします。例えば、説明するときにPPTを幾つか開いて交互に参照させながら説明したいのに、いちいちアップし直したり、あるいはPPTではなくデスクトップを共有にして表示させないといけない。あと、発言者になると実際に他の参加者に表示されている画面を見ることが出来ないのも不便。時々自分は表示しているつもりの画面が相手に映っていなかったり、切替が上手く行っていなかったりと言う事があるんですが、発言者からはそう言う状況は指摘されるまで分からないし、指摘されてもその画面を見ることが出来ないから困ってしまいます。苦肉の策として、別マシンからその会議にアクセスしてゲストとして画面表示してモニターしたりしているんですが、それもあくまで対処療法であり、もっとTeamsなりZoomなりで機能改善して欲しいところ。そっちの方が、顔出しよりも会議の効率化に貢献すると思うんですよね。そっちの不満の方が顔を出す・出さないよりも深刻だと、私は思うのだけれど。是非TeamsなりZoomなりWebExでも良いけれど、「顔出すよりは、資料を出せ」と言いたい(笑)。

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