感染拡大要因

笑い事じゃ無いけれど、人に迷惑を掛けること・邪魔することに掛けては、ある意味天才的と思うこの記事。東京オリ・パラの開催中止か延期を主張しているのに、何故空港や選手村の視察をするのか、先ずはその理由からちゃんと説明して欲しい。特に立憲民主党は、現在行われていて今週末投票の東京都都議会議員選挙では、議会で過半数を獲得して東京オリ・パラの開催中止をすると言う事を公約に掲げて選挙している訳で、何だ結局は無理だと分かっていることを強弁しているだけということを自ら証明している。

百歩譲って、選手村の感染対策を視察するというのは理解出来ないわけでは無いけれど、空港の視察ってどうするつもりなんだろうか。ある意味国内で一番感染リスクが存在している場所に、ぞろぞろ出かけていくことに意味があるのか? しかも、成田空港まで行くみたいだけれど、そうで無くても移動制限が要求されているこの時期に、わざわざ都内から千葉県まで往復するリスクをどう考えているのか。まぁ、何も考えていなくて、自分達が正しいと言う思い込みだけで行動しているんでしょうね。

以前東京大学のグループが発表した感染拡大シミュレーションでは、7月中旬くらいから感染再拡大の兆候が見られると推定されていましたが、現状ではそれが半月ほど前倒しになった感じ。この時の前提では、デルタ株の影響は含まれていないという事だったので、デルタ株の影響で再拡大が早く始まっているとしたら一寸嫌な傾向ですね。一方で、ワクチン接種の状況では60万人/日を想定していますが、現象では目標の100万人/日を超えてその倍位の120~140万人/日位の接種が進んでいるので、抑制力はシミュレーション作成時よりも聞いてくると想定できるのは。結果的に、再拡大しつつもそのピークはこのシミュレーションよりも低くなりそうな気がしていますが、さて素人の予想がどの程度当たるか。

一部報道に寄れば、陽性者が増加しているのは20~30代の世代で半分くらいを占める一方で、重篤化する高齢者層では重傷者数や死者の割合は減少傾向が見られるという事で、徐々にワクチン接種効果が出ている気がします。そう言う意味では、ワクチン接種や三密回避に余り積極的ではない若い世代に対してもっと遡及していくことが、与野党共に一番の仕事だと思うのですが。ただ、その辺りの世代だと野党よりも与党に対しての支持率が高いので、野党がやる気になっても説得力には疑問が残りますが、それでも今やるべきことをやるのが議員の使命でもあるだろうし。あるいは、感染拡大が想定されている東京オリ・パラ期間に、営業自粛や酒類販売を保留した店舗に対して、臨時の補助金や支援金を出すような提案をしても良いんじゃ無いかと。予備費や補正予算が残っていると言う話も聞くので、それを利用して「兎に角出す」という前提で人流抑制できる提案をするのが、今一番必要な活動では。何度も書いているけれど、合同視察とか合同何とかチームとか作っても、そこから何か結論が出たりとか、結果を出すどころか、ちゃんと報告することも無い訳で、結局は現場に迷惑を掛けているだけの「無能な働き者」だなと今回も再認識する行為ですね。

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