半分が終わる

今日は7月の1日で、なんかあっと言う間に2021年も半分が終わったことになるんですよね。加齢とともに、時間の過ぎる速度を早く感じると言うけれど、本当に「えっ?」という感想しか浮かんでこない。特に昨年、今年とコロナ禍で日々の活動も制限されているので、刺激となるものも以前よりも圧倒的に少なく、それ故に「記憶に残る行為」が無い分、時間経過をますます早く感じるのかもしれない。

日付が変わった当たりくらいからでしょうか、今朝は早朝に結構激し目の雨音が響いて、それで目が覚めたりしました。今年は梅雨入りが歴代最速位だったのにもかかわらず、その後はそれほど梅雨らしい天候では無く、どちらかというと「夏が早く来た」みたいな印象の方が強かったんですが、ここ数日やっと本来の「梅雨らしい天候」になりつつあり、昨年のように8月に入る頃位まで梅雨空は続くのだろうか。そう考えると、一寸憂鬱ですよね、今年も。

激しい雨音だったのは、最近よく聞く「線状降水帯」が静岡県にかかっているからで、それが今朝の段階では都内の方にも伸びているらしい。数日前には、沖縄でその線状降水帯が発達して大量の雨が降り大変だったみたいですが、今の所浜松はちょっと小康状態。丁度田植えの時期で、既に田植えが終わった田圃も自宅の周りには多く見られるんですが、そう言う意味ではこの時期の雨は重要でもあります。子どもの頃は、梅雨入り前に親戚総出で田植えをした記憶がありますが、大人達は重労働で大変だけれど、子どもに取っては正々堂々と田圃の中で泥遊びが出来る貴重な時間で、その時にはボロボロの古着を着せられて幾ら汚しても良い状態にして田植えに行っていましたねぇ。自宅の直ぐ横に自分の家の田圃が何枚かあるので、田植え前までは毎日のようにそこが遊び場になっていましたが、田植えが終わると水が張られるので、今度はそこで泥鰌とか鮒とかを捕まえる狩り場になっていたなぁ。 

網何年も前から、自分達では田植えは勿論稲刈りなども出来ないので、近所の農家のお宅にお願いして一緒に面倒を見て貰っていますが、まぁ可能ならばとっとと処分したい土地でもあるんですよね。これが、畑だったらちょっとした個人農園・家庭菜園として趣味の場にしても良いのだけれど、稲作となるとそうも行かないし。畑かするにしても、大量に土を投入しないといけませんし、そこまでして家庭菜園をするかと言われたら、それなら裏庭の二畳くらいの場所で十分だろうし。私も一応農家(兼業でしたが)の子どもだったから、農作業の大変さは子供心によく記憶していて、その反動もあるのか家庭菜園なんかも面白いなと思いつつも、今ひとつ踏ん切れないんですよね。それでも、そのままだと雑草だらけになってしまうので、草取りや除草剤散布はしていますが、どうせやるなら収穫出来るような家庭菜園の方が、まだ利益は大きいかなと最近思っています。でも、そんなことを毎度毎度反芻しているうちに、今年も一年の半分が終わり夏野菜の時期も過ぎてしまいました。同様に、秋の収穫のタイミングもずれて、さらに寒くなるから冬野菜の時期も逃して、今年も一年終わるんだろうなぁ。何とも成長のない一年に今年もなりそうですが、それでも何か爪痕を残せるように、雨で外に出る機会も無い今だからこそちょっと考えないと。

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