ほぼベストなスタート

開会式を前に、実質的に始まった「東京2020オリンピック」。日本で人気のある、女子ソフトボールと女子サッカーと言う事で注目度も大きかったのですが、女子ソフトボールは大差でのコールド勝ち。サッカーは、勝てた試合だと思うけれど、何とかドローに持ち込んで十分合格点の内容。どちらも勝利で終われば、パーフェクトだったけれど、十分合格点というか、ほぼベストに近い結果でスタートできたと思います。

朝から始まった女子ソフトボールは、先発の上野選手がデッドボールの押し出し1点献上した所までした仕事の都合で観ることが出来なかったので、その後の結果にヤキモキしていたんですが、その後再びテレビを見てみたら「日本逆転勝利」というテロップが表示されていたので「おっ、勝った?!」と思いましたが、まさかコールド勝ちとは思いませんでした。上野選手は、私が見ていた1回の時が最悪で、その後は三振を重ねる好プレーが続いたみたいで、そこを観ることが出来なかったのは残念。その上野選手ですが、北京五輪の時と比べてスピードは落ちたけれど、その分制球力は上がっている様な気がします。結構コーナーを突いた良い球を投げていて、だからこそ見送り三振が多かった気がします。

女子サッカーの方は、開始早々に失点をしてしまい、その後中々同点に追いつけずにいて、正直「1-0かぁ」と諦めていました。ペナルティーキックもキーパーの正面に飛んで防がれたし、正直駄目だと思いましたが、同点に追いついたのはやっぱり勝利への執念だろうか。オーバータイムが8分と長かったので、劇的な逆転勝利を期待していましたが、流石に相手も強豪だけに厳しかったですよね。でも、引き分けは十分合格点だったと思うし、次に期待が繋がる試合だったと思います。

事実上東京五輪が始まっても、まだまだ続く「五輪中止」の声ですが、彼らはある意味言う事が仕事なので、大会終了までずっとその姿勢は変わらないでしょうね。幾ら反論してもその意識を変えることはない。でも、唯一変えることが出来るのは、参加する選手が、日本だけで無く参加国全部の選手が、最高のプレーを見せることで、多くの人が感動とか感情の高ぶりとか誉れみたいなものを共有して行き、圧倒的な意識の違いでそう言う否定的な意見が霞んで行くこと。少なくとも、それまではある意味味方であったメディアは、この大会期間中は自分達の商売のためにも積極的に選手達の活躍を取り上げるだろうし、日本人の性格的には活躍する選手やチームが出れば一気に飲める込んでいくのは、2年前のラグビーW杯の時と同様。どの競技のどの選手が獲得するか分からないけれど、日本が最初に金メダルを獲得したら、その瞬間からオリンピック熱はもう一段シフトアップされて行くと思うなぁ。そう言う意味で、五輪反対・中止を叫んでいた人達は、昨日から事実上スタートした事でその目的達成は出来なくなったわけです。勿論、何かとんでもない事態が発生すれば、期間途中でも中止の可能性はある事はあるけれど、可能性としては本当に極々僅かでしょう。となれば、彼らが言うべきは、その反対・中止理由として挙げていた、例えば感染拡大に関しての注意喚起であるとか、オリンピック前から増加している陽性者に対しての対策とか、そう言う現実的な主張をすればまだ理解出来るけれど。でも、そこまで考えが回らないかな。「立憲主義」を標榜する政党の、幹部議員がこんな「憲法違反」とも問われるような発言をしちゃうくらいですからね。東京五輪は、彼らの底の浅さがますます際立つ大会になるかも。

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