既に何処かで提案されている話かもしれませんが、東京オリンピック・パラリンピックが、その内容は兎も角として予定通り開催された場合、今の想定では約9万人位の選手、大会関係者、その他(メディア等)が来日する事が予想されています。選手や大会関係者以外の、宿泊先、作業場所、移動手段などがどうなるかは不明ですが、選手や大会関係者等は、基本選手村と競技会場の行き来だけが許されて、それ以外への場所の移動や試合終了後の観光などは、今の所許可されない様子。大会までに劇的に状況が改善すれば、またその時に変わるかもしれませんが、今の状況から予想される範囲ではそれも厳しい。一方で、五輪需用を期待していた国内観光業は、多少は国内の移動や夏休み需用が生まれるかもしれないけれど、今の所は昨年と変わらない状況が予想されていて、厳しい状況には変わりない。起死回生とは行かないまで、何とかか持ち直すアイデアはないかと考えて思いついたのが、「五輪・パラ参加者専用ツアー」 。
人数によって、その国単位とか、その国の競技単位でツアーを組んで、
- 移動は専用のパスや車両貸し切り
- 宿泊先も、そのツアー専有貸し切りのホテルや旅館、あるいはコテージなどに限定
- 観光も、屋外ならばグループ単位の移動限定で、かつ他の観光客との距離は保つ。原則ツアー会社の添乗員が、それらの指示や管理をする
- 食事については、朝・昼・晩は指定箇所での食事に限定するが、途中の買い物やおやつなどは、事前に届け出制にして、かつその時間帯は占有あるいは十分な距離を他のグループと取れるようにする
- 参加者側には、政府からクーポン("Go To Tour Ticket"とか)を提供し、割安に利用出来るように市、且つ使用するツアー会社や宿泊先、利用先にも補助金などを充てる
- 利用出来るのは、原則その競技や参加国の参加種目終了後で、日帰りもしくは最長でも1泊2日とする
流石に秋口くらいになれば、日本国内はもとより海外の状況も今よりは落ち着いてくると期待したいんですが、このまま今年一杯さらには来年まで入国制限を掛けていたら、まずJAL/ANAが持たないだろうし、国内のホテル系や飲食関係も駄目。同じような事を、一般の訪日観光客に当てはめることも可能だとは思うけれど、有る程度規律なりルールというものに馴染んでいるスポーツ選手ならまだしも、そう言うものとは無縁な一般観光客に対しては厳しいでしょうね。どうしても、抜け駆けする人もあるだろうし、我が儘を通す人も出るだろうし。それに、大会期間中という決められた期間に、多くても数万人規模の対象だから可能だろうけど、それが訪日観光客となると、少なくとも何十万と言う規模になるでしょうし、期間にしても一度始めたら数週間で終わりというわけにも行かないだろうし。まぁ、その前に国内移動がもう少し自由にならないと、自分も含めて困るわけですが。ここまでの様子を見てみると、一時感染爆発かと思われた大坂・兵庫・京都はかなり落ち着いて来た印象。代わりに東京や関東の1都3県が厳しくなっていたけれど、それも数値を観る限りでは徐々に落ち着いて来ているように見えます。沖縄だけが、やや突出している様子が伺えますが、楽観視はいけないけれど全体的に落ち着きつつ収束傾向が見えてきていて、これがワクチン接種で加速していけば、ぎりぎり7月末の東京五輪開催も見えてくる気がします。業者を振り回す結果になってはいけないけれど、それでも限定的でもやれることは色々有るわけで、その準備は初めても良いんじゃ無いだろうか。
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