超音速旅客機 (2)


一般のニュースでも伝えられた、超音速旅客機の開発についてのニュース。その、Boom社が開発中の超音速旅客機「Overture」の詳報。 気になる室内の座席配列は、1-1の2アブレストなんですね。となると、最大座席数の88席設定の場合は、かなりシートピッチが狭くなりそう。フルフラットは無理だろうからライフラットタイプ何でしょうね。


機内のイメージ図を見ると、最小の65席(片側33席)でも、シートピッチは結構狭そうだなぁ。まぁ、航続距離を考えると、飛行時間は6時間位が最長でしょうから、フルフラットはそんなに要求されないのかもしれませんが。言ってみれば、米国国内線のCoast-to-Coast位の間隔ですからね、6時間位の飛行時間というと。それが半分の3時間になるわけだから、これまでのように深夜帯のRed-eyes Flightも無くなるわけだし。それを考えると、同じくらいの飛行時間を要する大西洋路線とか、まさに欧米路線向きに開発された機体だなぁと感じますね。まぁ、コンコルドにしても、大西洋路線がメインだったろうから。

改めて初代超音速旅客機「コンコルド」を振り返ってみると、問題点は騒音問題と燃費の悪さ(=高コスト)。今回の記事では騒音問題に関しては書かれていないけれど、アフターバーナーは使用しないとなっているから、通常の飛行機程度の騒音なのかな。コストに関しては、今は燃料が安い時期だけれど、コンコルドの時のように高騰したときにどうなるかですよね。まぁ、今は燃油サーチャージが設定されているから、それで調整するんだろうけど。いずれにしても、今は検証機のXB-1が成功して、2025年のロールアウトする事を待つだけですね。そこから、本当にマッハ1.7で飛行して、飛行時間が今の半分近くまで短縮されて、かつ利用料金も今のビジネスクラス程度なら、かなり需用は大きいと思うけれど。本当に飛んだら、やっぱり一度位は搭乗してみたいですよね。2029年に就航したとして、チャンスは2030年頃からかなぁ... 

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