超音速旅客機


久々にUAとして明るいニュース、かつ「超音速旅客機」という懐かしいワードが。 マッハ1.7で飛行可能なBoom Technology社の超音速旅客機「Overture」を、15機発注(35機オプション)し、2029年の商業運航開始を目指すというもの。主軸は、アメリカと欧州の大西洋路線だと思いますが、東京-サンフランシスコも想定されているらしい。

自分の世代だと「超音速旅客機」と言えば「コンコルド」なんですが、ノーズコーンが動かないこと以外は、機体デザインは似ていますね。座席数は、ビジネスクラス相当が65~88席ということ。写真の窓の数を数えると、片側で大体30個位ありそうなのでで、となると1-1の2アブレスト(65席)と1-2の3アプレスト(88席)のパターンなのかな。座席数の少なさもあって、料金はビジネスくらいの1.5倍から2倍位で、以前のファーストクラスと比べて少し安いくらいに落ち着くのだろうか。

例えばHND-SFOとして、大体12時間位の今のフライト時間が半分の6時間に短縮されるとのことですが、となるとスケジュールはどうなんだろうか。今だとHNDを夕方の16:00頃に出発して、SFOに午前中に到着、逆方向はお昼頃にSFOをでてHNDにお昼過ぎ位に到着するパターン。これがフライト時間が半分になるとすると、例えばHNDを深夜にでて、SFOに今くらいに到着出来ると、ビジネスパーソンには受けそうですね。そうすると、SFOをお昼頃に出発すると、HNDには早朝到着になるから、それもまた一日が有効利用出来そうで、やはりビジネスパーソンには受けそう。

イメージとしては、今のHNL路線に近い感じでしょうか。6時間のフライトだと、機内で寝てしまうとその後が逆に辛くなるので、フライトスケジュールを見ながらずっと起きている必要が有るとすると、機内での楽しみのアルコールは我慢しないといけなくなるかも。考えてみたら、これなら「アメリカから日本への日帰り(宿泊無し)出張」も可能になるかも。世知辛い世の中とも思うし、その分滞在中の時間が増えて有効利用出来そうな気もするし。今年から来年に掛けてのフライト目標には、まずANAのA380に登場するのが第一目標なんですが、このUAの超音速旅客機に搭乗するのが、長期目標での第一目標になりそう。ところで、JALもこの会社に出資して、20機の優先発注権を隠しているらしいけれど、ANAはどうするんだろうか。残念だけれど、ちょっと後手後手の印象を受けてしまう。頑張れ、青組!

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